青木宣親、戦力外はチャンス? 地元メディア「トロントにいるより意義ある」

ブルージェイズ・青木宣親【写真:Getty Images】
ブルージェイズ・青木宣親【写真:Getty Images】

青木の「リリース→早期契約」を予想、ブルージェイズは「大改造の前兆」

 ブルージェイズが青木宣親外野手をロースター40人枠から外し戦力外としたことについて地元メディアがチーム改革の始まりと伝えた。一方、青木にとっては有意義な決定となる可能性を伝えている。トロントの地元テレビ局「スポーツネット」電子版がレポートしている。

 7月末のトレード期限でアストロズから電撃移籍した青木はわずか1か月弱で新天地ブルージェイズのロースター40人枠から外れた。今後、球団側はウエーバー公示を行う。移籍後は12試合の出場ながら32打数9安打、打率.281、3本塁打、8打点で、前日のブルワーズ戦でも打数3安打1本塁打2打点と活躍していた35歳。球団側の予想外の発表に、球団公式ツイッターにはファンからも疑問や怒りの声が寄せられた。

 今回の球団の決断について「スポーツネット」は「ノリ・アオキの戦力外通告はブルージェイズロースター大改造の前兆」と特集。ベンチ入りが25人から40人に拡大される9月以降、さらなる改革が進むと予想し、青木とともにアストロズから加入したテオスカー・ヘルナンデス外野手らが昇格する見通しをレポート。ロス・アトキンスGMは記事の中で「すべてを考慮して意思決定を行っている」とし、「大抵の場合、成功するため、そしてチームの勝利に貢献できるよう選手を昇格させることを考えている」と説明している。

 一方、戦力外となった35歳のベテラン外野手について同メディアは「すぐにもアオキはリリースされるだろう」と予想し、「9月1日前に彼はライバル球団と契約を結ぶ可能性がある。トロントにいるよりも意義ある9月を享受する機会を、彼は今手に入れたのだ」と前向きに伝えている。前所属のアストロズは今季ア・リーグ西地区首位を独走しているが、ブルージェイズは同東地区で最下位と低迷。今後の去就によっては、プレーオフに絡むチームで出番が回ってくる可能性もある。

 渡米後6球団を渡り歩いてきた青木。近日中に新たな所属先が決まるのか、その動向から目が離せない。

(Full-Count編集部)

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