大谷翔平の復帰登板前にMLB公式サイト異例特集「札幌ドームが球界の中心に」
大谷が31日に今季2度目の登板、米スカウトは「少なくとも15球団」
日本ハムの大谷翔投手が31日に札幌ドームで行われるソフトバンク戦で先発する。29日に栗山英樹監督が報道陣に明かした。7月12日のオリックス戦以来、今季2度目の登板は多数のメジャースカウトの視察も予定されている。MLB公式サイトでも二刀流右腕の登板を前に「日本の札幌ドームが野球界の中心になる」と異例の特集を展開。少なくともメジャー15球団が視察を行うとレポートした。
今季、大谷は開幕直後の負傷で長期離脱があったものの、復帰後は好調を維持。特に、8月に入ってからは状態がよく、現時点で打率.342、5本塁打、22打点をマークしている。そしていよいよ投手としても先発のマウンドに上がることが決定。今季初登板となった7月12日のオリックス戦では2回途中2安打4失点で降板しており、約1か月半ぶりとなる登板は大きな注目を浴びている。
その登板を目前にMLB公式サイトでは「オオタニが木曜日に重要な先発を果たす」と異例の特集。「札幌ドームは木曜日に野球界の中心になるだろう。単純にホームチームの先発投手がショウヘイ・オオタニだからだ。輝くような素晴らしさを誇り、時として謎めいた右腕だ」とレポートした。
すでに現地ではヤンキースのブライアン・キャッシュマンGMらが視察に訪れることがじられており、MLB公式サイトでは札幌ドームに集結するスカウトを「少なくとも15球団」とレポート。大谷の復調ぶりを確認するとしている。一方、「もしもオオタニが木曜日の先発試合で苦しんだとしても、MLBの球団は今オフに打撃能力だけを基準にして契約を熱望するだろう」とも伝え、打撃面でも高評価を得ている様子をレポートしている。
昨年12月から施行されている新労使協定が大谷の今オフの動向に大きく影響を与えると見られる中、メジャー球団の二刀流右腕への関心は一層高まりを見せている。23歳は復帰のマウンドでどのような投球を見せるのか。その一挙手一投足に熱視線が送られている。
(Full-Count編集部)