青木宣親、ポストシーズン出場への猶予は「あと2日間」 新天地は決まるか
自由契約でFAに、「9月獲得の選手はPSのロースターに認められない」
トレード期限最終日の7月31日にアストロズからブルージェイズにトレード移籍していた青木宣親外野手が、28日(日本時間29日)に事実上の戦力外となり、29日(同30日)には自由契約になったことが発表された。フリーエージェント(FA)となった青木について、ジョン・ギボンズ監督は当初から「他の球団と手を組む機会ができた。彼は選ぶことができる」と説明。ワールドシリーズ制覇を目指す強豪への移籍が可能になったと主張しているが、今季のポストシーズン(PS)で活躍するためには、契約期限が「あと2日間」しか残されていないと地元テレビ局「NBCスポーツ」電子版が伝えている。
ブルージェイズファンが激怒し、球団公式ツイッターが大炎上した青木の戦力外。記事では、ブルージェイズでの12試合で打率.281、3本塁打、8打点と活躍していたことを伝え、「35歳のアオキはトレードデッドラインにアストロズから移籍したジェイズで、限定的な出番ながら驚きのパワーを打撃で示していた」と称賛している。
ギボンズ監督は当初から、青木に対する“非情通告”を「我々は望んでいたわけではない」と説明。トロントで活躍した青木にとっては、今季3球団目となる新天地でポストシーズンを戦うチャンスになるとしていたが、時間的猶予は少ない。
「もしも、優勝争いを展開する球団がアオキに興味を示し、ポストシーズンのロースターに彼を登録しようとするなら、彼を木曜日までに獲得しなければいけない。9月に獲得した選手はポストシーズンのロースターに認められないからだ」
ポストシーズンに出場するには、原則として8月31日までにロースターに入っていないといけない。現地時間では、31日(日本時間9月1日)まで残り2日。青木はそれまでに新天地を見つけることはできるだろうか。
(Full-Count編集部)