ハム栗山監督、大谷の4回途中4失点に理解「そんなこと百も承知で行かせた」
「一番心配なのは、明日いろんな体の状態を含めてどうなるか」
日本ハムは31日、本拠地でのソフトバンク戦に3-4で敗れた。先発を務めた大谷翔平投手は、7月12日以来のマウンドで4回途中を4失点。打線は7回にレアードの適時打で1点差まで追い上げたが、一歩及ばずに敗れた。
試合後、栗山英樹監督は「何とか返したかった」と敗戦を悔やんだが、大谷投手の登板については「前に進む部分もあった」と一定の評価。同時に「一番心配なのは、明日いろんな体の状態を含めてどうなるか」と、最速160キロを4度計時した全力投球による体への影響を心配した。
――今日の試合を振り返って。
「こういう結果になって…。何とか返したかった」
――50日ぶり登板となった大谷投手の投球について。
「前に進む部分もあったので。一番心配なのは、明日いろんな体の状態を含めてどうなるか」
――ファンも楽しみにしている二刀流の完全復活だったが、栗山監督自身の二刀流へのこだわりを改めて。
「まあ、これからですね」
――大谷投手の前に進んでいる部分は具体的には。
「本当に細かい部分、例えば、バッターとの兼ね合いとか、球数いってこうやって(走者を)出すとか、いろんなことがありますけど。こっちがそんなこと百も承知で行かせてもらっているので、点を取られているところは誰が悪いかと言えば、翔平よりもこっちが悪い。ただ、投げる形というか、投げる体というか、そういうものは前に進んでいる感じがするし、思った通りだった。まあ、本当にスタートなので」
(石川加奈子 / Kanako Ishikawa)