鷹3連勝でM14&CS進出決定! サファテ日本タイ記録46セーブ 楽天9連敗
千賀が好投で12勝目、楽天打線は“タイムリー欠乏症”で力投の辛島を援護できず
ソフトバンクが優勝へのマジックナンバーを「14」とした。2日の楽天戦(ヤフオクD)。打線が7安打で3点を奪うと、先発の千賀が楽天打線を1点に封じて3連勝。貯金を今季最多の「41」に伸ばした。また、3位以内が確定し、クライマックスシリーズ(CS)進出が決まった。
3回、甲斐が二塁への内野安打で出塁すると、明石の犠打で二塁へ進む。ここで左腕キラーとして1番で起用された川島が、辛島から右越えの適時二塁打を放って先制に成功。同点とされた直後の6回には川島の右前打、今宮の犠打で1死二塁として、中村晃が左前へタイムリーを放って勝ち越した。さらに8回には今宮の犠飛で貴重な追加点を奪った。
先発の千賀は、楽天打線を8回途中まで3安打1失点に抑え、今季12勝目をマーク。自慢のフォークのキレが悪く、4つの四死球を与える苦しいピッチングとなったが、楽天打線の貧打ぶりにも助けられた。千賀のあとを受けたモイネロが8回2死一、三塁でウィーラーを空振り三振に切ってピンチを脱し、9回は守護神のサファテが無失点に。サファテは2005年の中日・岩瀬、2007年の阪神・藤川の持つプロ野球記録に並ぶ46セーブ目をマークした。
楽天は泥沼から抜け出せず、9連敗となった。先発の辛島は、前日の岸に続き、7回5安打2失点と好投したものの、またしても打線が投手陣を援護出来ずに見殺しにした。1点ビハインドの6回に、オコエ、銀次の連続内野安打、ペゲーロの四球で無死満塁としたものの、ウィーラーの三ゴロ併殺打の間に1点を奪って同点にするのがやっと。投打の歯車は全く噛み合わないまま、3試合、27イニング連続適時打なしと“タイムリー欠乏症”は解消されなかった。