自己最高更新へ、あと3勝 3日先発のロッテ二木「完投できれば最高」

ロッテ・二木康太【写真提供:千葉ロッテマリーンズ】
ロッテ・二木康太【写真提供:千葉ロッテマリーンズ】

援護に恵まれない中で好投続き「ずっと状態は上がっている」

 ロッテ先発投手陣で最も安定している二木康太投手が3日の日本ハム戦に先発する。「オールスター明けから、ずっと状態は上がっている」と自信をみせた。

 今季5勝7敗と負けが先行。勝ち星は唐川と並ぶチームトップではあるが、チーム状況が良ければ、2桁に近い勝ち星をあげていたはずだ。8月20日のオリックス戦、27日のソフトバンク戦に連敗したものの、いずれも8回3失点と完投ペースで投げた。

 7月11日の西武戦は2回7失点でKOも、それ以降は6試合連続クオリティースタート(6回以上投げて自責3以内)を果たしている。バックの援護に恵まれず、その間は1勝4敗と結果に結びつかなかった。ただ、「前回(8月27日のソフトバンク戦)は自分の中でいい感触だった。真っすぐでファールをとって、押していけた。今まではなかなか出来なかった」とストレートの質に手応えを感じている。

 鹿児島情報高校からドラフト6位で入団して今年で4年目。昨年は夏場以降に失速しての7勝どまり。まずは自己最高の8勝が当面の目標になる。「昨年までだったら、あそこのリードはどうしてだったんですかなど、田村さんに聞くことはなかったが、今年は積極的に聞くようにして、自分でも(配球を)考えながら投げている。完投できれば最高ですね」と二木は話す。

 来季はロッテ先発投手陣を引っ張るであろう、楽しみな存在。3日もしっかりと試合を作りたいところだ。

(細野能功 / Yoshinori Hosono)

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