ロッテ二木、痛恨3ラン浴び8敗目 伊東監督も本人も掲げた課題「テンポ」
安定感抜群の投球を続けてきた右腕「反省材料はいっぱい」
ロッテ先発陣の中で、安定感抜群だったロッテ二木。しかし、3日の日本ハム戦は2-2の7回2死で9番のルーキー石井一に痛恨の3ランを浴び、今季8敗目を喫した。
1ボールからの2球目、内角の140キロを腕をうまくたたまれ、右翼席へ技ありの一発。二木は「コース、高さは悪くなかった。配球は田村さん任せで、サイン通りに投げた。バテてはいたが、あそこはインコースのストレートでよかったのか…」と振り返った。
立ち上がりの初回に苦しんだ。先頭・西川に三遊間を破られ、1死から大谷にフォークを中前に軽打されて先制点を献上。中田には中堅フェンス直撃の二塁打で2点目を失った。「立ち上がり、間合いが長く、リズムは良くなかった」と伊東監督。投球テンポを上げるように指示したという。
「反省材料はいっぱいある。中盤からテンポ良くしようと投げた。最近はずっと先制点を取られている。何とか点を与えないよう粘っていかないといけない」と立ち上がりの課題が改めて浮き彫りになった。
(細野能功 / Yoshinori Hosono)