岩瀬&藤川と比較しても内容抜群 ソフトBサファテの46セーブを徹底分析
史上初の50セーブも確実、柳田とともにMVP有力候補か
3人の自責点なし試合数。
○岩瀬仁紀(中)60試合中、自責点なし53試合(88.3%)
○藤川球児(神)71試合中、自責点なし60試合(84.5%)
○サファテ(ソ)57試合中、自責点なし52試合(91.2%)
サファテは46セーブで並ぶ他の2人よりも内容的に抜群であることがわかる。
ソフトバンクは残り22試合、史上初の50セーブも確実だろう。そうなれば、打の柳田悠岐とともにMVPの有力候補になる。ただ今季は、もう一人、空前の記録を残しつつある救援投手がいる。楽天の松井裕樹だ。これは特筆しておきたい。
○2017年松井裕樹(楽)
45試合 3勝1敗29セーブ5ホールド
46回2/3 防御率0.19
被打率0.140 WHIP0.82 被本塁打0 K/BB 2.22
45試合中、自責点なし44試合(97.8%)
7月27日に左肩の故障で登録抹消されるまで、松井はサファテとセーブ数で激しく競っていた。松井が戦線離脱してから楽天は失速した。8月19日に再登録されてからは、チームは負け試合が多く、登板機会は少ないが、45試合に登板して自責点わずか1という驚異的な成績を残している。
今後の成績次第だが、2017年はサファテ、松井裕樹という球史に残る救援投手を出した年として記憶されるのではないか。
(広尾晃 / Koh Hiroo)