注目集まる田中将大の決断…契約破棄すべきか否か、米メディアがアンケート
6月23日レンジャーズ戦以降の12試合は防御率2.77「エースのような数字」
ただし、今季序盤は乱調で自身初となる6連敗も経験。その中でも特に問題視されたのが、被本塁打の多さだ。記事によれば、昨季までの3シーズンを見ると、田中が許した飛球に対する本塁打の割合は14.1パーセントだったが、今季は20パーセントまで急増。その原因は、開幕から6月17日アスレチックス戦までの14試合で21被弾したことにあったが、6月23日レンジャーズ戦以降は12試合で8被弾まで減少した。また、その12試合のうち9試合でクオリティースタート(6回以上自責3以下)を記録し、防御率2.77、82奪三振、15四球と「エースのような数字」を残している。
復調した田中がオプトアウトする決断を下し、FAとなる可能性もあるが、その場合は今季終了後にFAとなるダルビッシュ有、ジェイク・アリエッタらと並び、FA市場の目玉となるだろう。もちろん、田中には2014年に判明した右肘内側側副靱帯の損傷というリスクが常について回る。このペースでいけば、今季も30試合以上での先発登板に達し、2年連続で30試合登板を果たすことになる。記事では「キャリアを通じて丈夫な部類には入らなかった投手にしては、非常にプラス」と評価しているが、実際に球団幹部はどう見るのかは興味深い。
読者アンケートが始まってから約16時間を経過した時点で、田中がオプトアウトするという意見(約53パーセント)が、しないという意見(約47パーセント)をわずかに上回ったが、数字は拮抗している。ファンの目から見ても、どちらに転んでもおかしくない田中の決断。シーズン終了後には、さらに大きな注目を集めることは間違いない。
(Full-Count編集部)