西武中村が2軍戦で満塁弾、ヤクルトのドラ1寺島から左中間へ貫禄の一発
NPB史上最多16本のグランドスラム男、豪快な一発にも淡々とした表情
腰の張りで2軍調整を続けている西武の中村剛也内野手が5日、イースタン・リーグのヤクルト戦で満塁ホームランを放った。
実戦復帰2戦目となったこの日。「4番・三塁」で先発すると、初回にいきなり見せ場がやってきた。無死満塁で打席に立つと、ヤクルトの先発を務めたドラ1左腕・寺島が投げたカーブをフルスイング。打球は大きな弧を描きながら、軽々と左中間フェンスを越える先制満塁アーチとなった。実戦復帰後の初ヒットが満塁弾。NPB史上最多16本のグランドスラムを誇る強打者は、ベンチに戻ると淡々とした表情を浮かべたまま、チームメイトのハイタッチに応えた。
中村は8月17日に登録抹消されたが、その間も快進撃を続けた西武は、楽天を抜いて2位に浮上。勢いに乗るチームに中村が帰ってくれば、これほど心強いことはない。頼れる主砲が帰還する日は、そう遠くはなさそうだ。