ロッテが延長戦10回の熱戦制す 4本塁打の一発攻勢、ペーニャは衝撃場外弾
9回に追いつかれるも延長10回に勝ち越し、その裏には2年目・成田がプロ初登板
ロッテが一発攻勢で勝利した。6日の西武戦(メットライフD)。主砲ペーニャが2桁本塁打に乗せる10号本塁打を放つなど4本のアーチをかけて、8-7で勝利。9回に内が2点差を追いつかれたものの、延長10回にペーニャの犠飛で勝ち越した。その裏には、この日1軍登録された高卒2年目左腕・成田がプロ初登板。ピンチを招くも、最後は田中靖が締めた。
驚異の超特大弾が4回に飛び出した。先頭の鈴木が死球を受けて出塁すると、ペーニャが西武先発の岡本が1ボールから投じた2球目のスライダーを強振。快音を残した強烈な打球はアッという間に左翼方向へ。左翼手がほぼ一歩も動けないほどの当たりはメットライフドームの左翼場外まで飛んで行った。先制の10号2ランとなった。
ロッテはさらに5回に吉田の2号ソロで3点差に。1点差に迫られた6回には中村が7号2ランを放って再びリードを広げると、またしても1点差と迫られて迎えた7回にはパラデスが9号2ラン。4本のアーチで突き放した。
しかし、9回に内が2点を失い、延長戦に突入。すると、10回にペーニャが犠飛を放って勝ち越し。その裏には成田が登板し、1死一、二塁のピンチを招いたが、ここでマウンドに上がった田中靖が抑えた。
西武は先発の岡本が6回6安打、3本の本塁打を許して5失点。代わった平井もアーチを許し、大量7点を失った。打線は秋山、栗山の本塁打など懸命の反撃で追い上げ、9回には同点に追いついたものの、最後に力尽きた。ルーキーの源田は第2打席に二塁内野安打を放ち、今季128安打とし、球団の新人最多安打記録を更新した。