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「タコを食べてみろよ」 ロッテ4年目捕手が刻む井口の気遣いと教え

忘れもしない。吉田裕太捕手が入団をした時、ロッカーは井口資仁内野手の隣だった。毎日、緊張の連続だったのを覚えている。初めて食事に連れて行ってもらったのは昨年の仙台遠征。シーズン無安打だった若者に声をかけてくれた。

ロッテ・吉田裕太【写真提供:千葉ロッテマリーンズ】
ロッテ・吉田裕太【写真提供:千葉ロッテマリーンズ】

特に心に残った話、「結果で一喜一憂するな」

「遠慮せずに、どんどん声をかけてくれよ。オレもホークス時代の若い時に秋山(幸二)さんに自分から声をかけたもんだよ。『連れて行ってください!』ってね。自分から食べたいと言ってくれたら、どこでも連れて行くよ」

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 それからは井口の様子を見て、自分から積極的に声をかけるようになった。そしていろいろな話を聞いた。打者心理や配球論。技術的な話はもちろん、試合の入り方も聞いた。

 日々の心構えの話は特に心に残った。「毎日、試合は続く。その日の結果で一喜一憂するなよ」と言われた。ロッカーで見ていると先輩はオンとオフの切替が早かった。どんな劇勝をしても、結果が出なくても試合後、気持ちを引きずらない。さっとシャワーを浴びると、颯爽と球場を後にした。その背中がなんともカッコよく映った。

「質問をしていて楽しかったです。すべて身に染みるような感じ。今年で引退してしまうと思うと本当に寂しいです」

 8月28日に井口は「若手にチャンスを与えて欲しい」と自ら申し出て9月24日のファイターズとの引退試合(ZOZOマリンスタジアム、14:00試合開始)まで1軍登録が抹消されることになった。いなくなって、その存在感の大きさを改めて感じられた。

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