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「タコを食べてみろよ」 ロッテ4年目捕手が刻む井口の気遣いと教え

忘れもしない。吉田裕太捕手が入団をした時、ロッカーは井口資仁内野手の隣だった。毎日、緊張の連続だったのを覚えている。初めて食事に連れて行ってもらったのは昨年の仙台遠征。シーズン無安打だった若者に声をかけてくれた。

ロッテ・井口資仁【写真提供:千葉ロッテマリーンズ】
ロッテ・井口資仁【写真提供:千葉ロッテマリーンズ】

ロッテ吉田裕太が胸に刻む井口の教え

 忘れもしない。吉田裕太捕手が入団をした時、ロッカーは井口資仁内野手の隣だった。毎日、緊張の連続だったのを覚えている。初めて食事に連れて行ってもらったのは昨年の仙台遠征。シーズン無安打だった若者に声をかけてくれた。

「ヒットが全然打てなくて、苦しんでいる時に誘っていただきました。本当に嬉しかったのを覚えています」

 すし店で、いろいろな話を聞いた。落ち込む吉田の気持ちを和ませようと「タコを食べてみろよ?」と大ベテランに提案をされた。通常、タコは「3タコ(3打席凡退)」や「4タコ(4打席凡退)」のイメージからプロ野球の中では野手には敬遠されがちな傾向にある。打っていない今だからこそ、逆に食べてみろというユーモアを交えた提案だった。

「ここのタコを食べたら、ヒットを打てるんだよ」

 もちろん冗談とは分かっていたが、大先輩がそこまで気を遣い、自分の心を和ませようとしてくれたことが吉田にとっては嬉しく忘れない出来事になった。時間はあっという間に過ぎた。野球の話からプライベートな話題までいろいろと質問をしたが、もっともっと話を聞きたかった。だから帰り際に頭を下げた。「また食事に誘ってください」。すると満面の笑みで答えてくれた。

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