日本を3位に導く快投 福岡大大濠・三浦が得た自信「全ての球種が通用した」
同部屋の徳山と野球談議、投球に自信「全ての球種が世界でも通用した」
ここまで登板機会がなかなか巡って来なかった。「(アメリカ戦や韓国戦などで)他の投手が投げているのを見て、投げたかった気持ちはあります。(登板を告げられれば)抑えられる自信はありました」。
レベルの高いメンバーの中でも刺激を受けた。宿舎では徳山壮磨(大阪桐蔭)と同部屋。すでに3試合登板し、好投を続けている仲間に、部屋では色々な野球の話をした。物静かかつ、マウンドでは冷静な徳山の姿に、学ぶことばかり。今ではすっかり仲良くなった仲間の1人だ。
最終戦のマウンドは「(世界一になれなくても)銅メダルは持って帰りたかった。とにかく、チームに貢献したかったので勝てて良かったです」と笑顔を見せた。
高校最後のマウンドと、そして今大会の日本代表の試合を有終の美で締めくくった。「全ての球種が世界でも通用した。この経験は今後に生かしていきたいです」。最後の最後に得た自信は、今後の野球人生に大いに生きるはずだ。
(沢井史 / Fumi Sawai)