ハム大谷、6回途中1安打零封の好投で今季初勝利の権利 今季最速163キロも

MLBスカウト16球団32人集結、5回2/3を1安打無失点の好投で78球で降板

 日本ハムの大谷翔平投手が12日、本拠地での楽天戦で本格的な投手復帰から2戦目、今季3戦目の先発マウンドに上がった。試合前から80球がメドとされていた登板で、5回2/3を1安打無失点4奪三振3四球の好投。メジャーリーグのスカウト16球団32人が視察に訪れる中、2回には今季最速の163キロをマークした。打線も4回に横尾の3ランで援護。大谷は今季初勝利の権利を持ってマウンドを降りた。

 大谷は初回、島内をフォークで空振り三振に仕留めると、藤田は155キロで左飛、銀次は159キロで空振り三振と3者凡退に抑える。

 2回は先頭ペゲーロを157キロで遊ゴロ。アマダーには160キロの直球をライトフェンス直撃のヒットとされ、ウィーラーには四球を与えて1死一、二塁となった。すると、続く茂木への3球目の外角への直球は163キロを計時。これはボールとなったものの、続くフォークで投ゴロに仕留めた。さらに、聖澤も初球161キロで遊ゴロ。ピンチを切り抜けた。

 3回は嶋を154キロ直球で二直。島内にはストレートの四球を与え、藤田は通算200犠打となるバントを決められたが、銀次は160キロ直球で遊ゴロに打ち取った。4回はペゲーロをスライダーで空振り三振、アマダーは158キロ直球で中飛、ウィーラーは遊ゴロで3者凡退。すると、その裏に横尾の先制3ランが飛び出し、ベンチ前でキャッチボールしていた大谷も思わずバンザイで喜んだ。

 リードをもらった大谷は5回、茂木を152キロで一ゴロ、聖澤を152キロでニゴロと簡単に2アウトを奪う。嶋は四球も、島内には粘られながら空振り三振。日本ハム打線はその裏に西川が2ランを放ち、リードを5点に広げた。

 5回まで71球の大谷は、6回も続投。先頭の藤田は中飛に仕留めると、続く銀次を中飛に仕留めたところで球数が78球となり、栗山監督が交代を告げた。背番号11は札幌ドームが大きな拍手に包まれる中、ベンチへと下がった。

(Full-Count編集部)

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