田中将大、スライダー武器に空振り量産、27奪空振りは今季MLB最多4位タイ

ヤンキース・田中将大【写真:Getty Images】
ヤンキース・田中将大【写真:Getty Images】

2被弾2失点も走者を背負った場面ではタイムリーを許さず

 ヤンキース田中将大投手が14日(日本時間15日)、本拠地オリオールズ戦で日米通算150勝を飾った。打線の大量援護に恵まれる一方で、自身は7回を投げて失点はソロ2被弾の2点のみ。7回を8安打8奪三振2四球とし、今季12勝(11敗目)をマークした。この日はスライダーの切れ味がよく、奪った空振りの数は27。球団公式サイトによると、今季メジャーで4番目に多い数だったという。

 この日はスライダーで攻めた。4回にスクープにスプリットを左翼席へ運ばれ、6回にはマンシーニにカットを右翼2階席に叩き込まれたが、走者を背負った場面ではスライダーでバットを振らせた。記事によれば、102球のうち、奪った空振り数は27。MLB.comでデーター調査員を務めるダレン・ウィルマン氏のツイートによると、今季メジャーではダルビッシュ(31)、シャーザー(30)、サンタナ(29)に続く数字で、デグロムと並んで4位タイだという。

 今季は序盤に苦しい登板の続いた田中だが、打者のバットに空を斬らせることに関しては、リーグトップレベルを保っているようだ。ヤンキースの試合を中継する「YESネットワーク」でデータ調査員を務めるジェームス・スミス氏のツイートによると、田中の今季の奪空振り率15.0%は、クルーバー(15.7%)、シャーザー(15.7%)に次ぐメジャー3位の高さだという。

 前回のレンジャーズ戦では4回7失点とブレーキを踏んだが、後半戦は安定感ある投球を続ける右腕。チームは2連勝で地区首位レッドソックスを3ゲーム差で追う2位、ワイルドカード争いでは1位をキープした。

(Full-Count編集部)

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