田中将大28歳で日米150勝 指揮官は感心「素晴らしい偉業。彼はまだ若い」

ヤンキース・田中将大【写真:Getty Images】
ヤンキース・田中将大【写真:Getty Images】

7回2失点で今季12勝目「スプリットとスライダーが安定していた」

 ヤンキースの田中将大投手は14日(日本時間15日)、本拠地でのオリオールズ戦に先発し、7回を投げて2被弾を含む8安打8奪三振2四球で2失点(自責2)と好投。ジャッジの2本塁打など13点の大量援護を受けて今季12勝目(11敗)を飾り、日米通算150勝を達成した。28歳での節目の数字到達に、ジョー・ジラルディ監督は試合後に「素晴らしい偉業」と賛辞を送っている。
 
 田中が初回を3者凡退に抑えると、ヤンキース打線はその裏に一挙6点を先制。田中は4回に先頭スクープにソロ弾を浴び、なおも無死一、二塁のピンチを背負ったが、後続3人を抑えて無失点。6回1死ではマンシーニに特大ソロを打たれたものの、7回1死二、三塁のピンチは2者連続空振り三振で切り抜け、ここで降板となった。

 打線はジャッジの2打席連続本塁打(42号3ラン、43号3ラン)や、サンチェスの31号ソロなどで、6回までに13点を奪取。救援陣が失点したものの、ヤンキースは大勝した。

 試合後、ジラルディ監督は「1回に6点を取って田中を援護できたのは大きかった。オリオールズ打線は強力だからね」と、打撃陣を評価。その上で「田中はスプリットとスライダーが安定していた」と右腕の投球内容について振り返った。

 さらに、田中が日米通算150勝に到達したことについては「素晴らしい偉業だ。彼はまだ若いし、素晴らしい」と称賛。28歳で積み重ねた白星の多さに、感心した様子だった。

 田中はこの日、102球を投げてストライクは74球。防御率は4.73となった。チームは2連勝。このままポストシーズンへ向けて、状態を上げていきたいところだ。

(Full-Count編集部)

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