歓喜の瞬間は誰に託される? 意外と少ない過去20年の「胴上げ投手」
セ・リーグの「胴上げ投手」は?
【セ・リーグ】
○1997年 吉井理人氏(ヤクルト)
9月28日 阪神戦(神宮)
9回 106球 1失点 16-1
○1998年 佐々木主浩氏(横浜)
10月8日 阪神戦(甲子園)
2回 28球 無失点 4-3
○2001年 高津臣吾氏(ヤクルト)
10月6日 横浜戦(横浜)
1回 8球 無失点 6-4
○2005年 久保田智之氏(阪神)
9月29日 巨人戦(甲子園)
1回 16球 1失点 5-1
○2006年 岩瀬仁紀投手(中日)
10月10日 巨人戦(東京ドーム)
2回 26球 無失点 9-3
○2009年 クルーン氏(巨人)
9月23日 中日戦(東京ドーム)
1回 20球 無失点 5-3
○2011年 浅尾拓也投手(中日)
10月18日 横浜戦(横浜)
2回1/3 27球 無失点 3-3
○2012年 西村健太朗投手(巨人)
9月21日 東京ヤクルト戦(東京ドーム)
1回 17球 無失点 6-4
○2014年 マシソン投手(巨人)
9月26日 横浜DeNA戦(横浜)
1/3回 8球 無失点 6-3
○2016年 中崎翔太投手(広島)
9月10日 巨人戦(東京ドーム)
1回 22球 無失点 6-4
投手の分業制が確立した近年を象徴するように、「胴上げ投手」には各チームのクローザーが多く名を連ねる。役割が細分化されるほど、1998年の佐々木氏や2006年の岩瀬のような複数イニングをまたいでのV投球は稀有になりそうだ。セ・リーグでは特にクローザーのゲームクロージングによるリーグ優勝決定が顕著で、8人がシーズンで25セーブ以上を挙げている。また、先発した投手を除く19人のうち16人が3点差以内での救援登板で、クローザーへの祝儀の色が濃い起用は少ない。