今季16勝、大飛躍のホークス東浜「勝ちがつくのも野手と中継ぎのおかげ」

西武戦で先発を任されたソフトバンク・東浜巨【写真:(C)PLM】
西武戦で先発を任されたソフトバンク・東浜巨【写真:(C)PLM】

祝勝会は工藤監督からビール掛け「たくさん使っていただいた恩返し」

 2季ぶりのリーグ優勝へマジック1としていたソフトバンクが16日、敵地での西武戦に7-3で勝利し、史上最速で20度目のリーグ優勝を決めた。勝利か引き分けで優勝が決まる大一番で、先発マウンドに上がったのは5年目右腕の東浜。6回2安打9奪三振1失点の好投でチームを優勝に導き、自らもハーラー単独トップとなる16勝目を挙げた。

 工藤公康監督、柳田悠岐外野手と優勝記者会見に登場した右腕は、率直な気持ちを聞かれ「少しホッとしています」と安堵の表情を浮かべた。「中継ぎの皆さんが頼りになる人たちばかりなので、初回から飛ばしていけるところまでいこうと思っていた」との言葉どおり、2回に山川に先制ソロを許したが、その後は気迫の投球で西武打線を寄せ付けず。7回モイネロ、8回岩嵜、9回サファテの勝利の方程式に繋いだ。

 昨季まで10勝の壁を越えられなかったが、今季はすでに16勝をマーク。工藤監督は「東浜君はこの1年で驚くほど成長しました」と手放しで称える。だが、本人は「出来過ぎだと思っています」と照れながら、「いっぱい勝ちがつくのも、野手と中継ぎのおかげ」と感謝の気持ちを忘れなかった。

 祝勝会では誰に最初にビールを掛けるのか、と質問されると「監督をはじめ首脳陣の方に。たくさん使っていただいたので恩返しじゃないですけど」と、いたずらっぽく笑った。

 まだレギュラーシーズンを残し、この後はCS、日本シリーズと戦いは続く。「自分の中では、いいきっかけを掴めたシーズンになる」という手応えを持って、2年ぶりの日本一まで戦い続ける。

(Full-Count編集部)

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