ハム吉田&横尾の同期活躍にハム栗山監督「すごくチームにとって大きい」
7回5安打1失点と力投の吉田、プロ4戦目で初勝利飾る
日本ハムは18日、本拠地で行われたオリックス戦に7-1で勝利した。先発を務めた吉田侑樹投手がオリックス打線に連打を許さず。7回を5安打2四球3奪三振1失点(自責1)と力投し、プロ4試合目のマウンドで初勝利を収めた。
打線は、初回に打撃好調の横尾のタイムリー二塁打などで一挙4点を先制。3点リードで迎えた6回にはレアードが32号ソロ、7回には西川が自己最多となる9号2ランで畳みかけ、勝利を確実なものとした。
試合後、栗山英樹監督はプロ初勝利を飾った吉田と、タイムリーヒットを放った横尾の同期コンビについて「ああいう風に苦労した子たちが結果を残すのは、すごくチームにとっては大きいし、こういうシーズンの中でも、ちょっとそういった面でうれしいです」と話した。
――吉田投手がプロ初勝利。
「とても良かったですね」
――同期2人のお立ち台だったが。
「こういうチーム状況ですけど、選手たちにとっては、自分の野球人生を懸けながら覚悟していかなきゃいけないところがある。そういう意味では、横尾にしても必死になっているし、吉田に関してもファームであれだけ頑張ってやってきたし。1年間ファームも含めて投げ続けられるかどうかということには、すごく意味がある。早く試合に出ることだけが意味あるわけじゃなく、地道にしっかりと、高梨もそうだけど、自分の役目をやって前に進んでいくという。すごく大事な意味があると思う。ああいう風に苦労した子たちが結果を残すのは、すごくチームにとっては大きいし、こういうシーズンの中でも、ちょっとそういった面でうれしいです」
――横尾選手が先発としてチームに定着してきている。
「こういう状況で若い選手たちにチャンスが生まれている。誰かが取りにいくと思って、こっちはやっているので。横尾なんか『本当にこのチャンス絶対離すか』という思いみたいなものが出ているし、そうあってほしい」
――レアード選手が一発を放ち、タイトルも見えてきた。
「見えたらうれしいですけどね。獲ってほしいです」
――明日は上原投手が久々の先発。
「残り15試合ですけど、どういう風にこの15試合を使ったら来年、チームにとって大きいのか。ちょっと選手には申し訳ないですけど、それだけを考えて前に進むので、本当の意味で勝負をしてもらいたいと思う。今日吉田がこういうピッチングしているわけですから、期待しています」