青木宣親メッツ移籍後は打率.317、現地メディア絶賛「優秀で厄介で曲者」
チーム大敗の中で3安打1盗塁と孤軍奮闘、現地紙は「陰のヒーロー」
メッツ青木宣親外野手が18日(日本時間19日)、敵地でのマーリンズ戦で2戦連続となる猛打賞を記録した。これでメッツ移籍後は15戦に出場して打率.317と絶好調。現地記者は「優秀で厄介で曲者」と、対戦相手にとって嫌な存在になる高く評価している。
1-13と惨敗したメッツの中で、青木は文字通り孤軍奮闘した。「1番・右翼」で先発すると、初回の第1打席でいきなりレフト前ヒット。今季8個目の盗塁も記録するなど足でも魅せた。
さらに、1-5で迎えた5回の第3打席にも左翼へ2本目のヒットを放つと、11点を追う7回1死の第4打席にライト前に打球を運び、前日に続く3安打を記録した。
今季はアストロズ、ブルージェイズ、メッツと3球団を当たり歩く青木は、9月2日にメッツ移籍後、15試合に出場し、無安打に終わったのは、わずか3試合のみ。60打数19安打、打率.317、出塁率.388の好成績で存在感を見せつけている。
地元紙「NYデイリーニュース」電子版では、試合を伝える記事の中で「UNSUNG HERO(陰のヒーロー)」として青木の名前を挙げた。また、MLB公式サイトに寄稿するマイケル・バロン記者は自身のツイッターを更新。メッツ加入後の青木の成績に触れながら「これはポジティブだと言えるだろう。彼は優秀で厄介で曲者タイプの選手だ」と、対戦相手にとってこの上ないほど嫌な打者だと最大級の褒め言葉を送った。
ブルージェイズ在籍時の8月20日以来19試合連続出塁、3安打連続マルチ、2試合連続猛打賞と絶好調で、今季通算打率も.282まで上昇した。
アストロズ、ブルージェイズではベンチを温める機会が多かったが、先発出場を続けるメッツでは水を得た魚のように活躍するベテラン外野手は、辛辣で鳴らすニューヨークメディアからも認められる存在になりつつあるようだ。
(Full-Count編集部)