昇格後初打席、初球をV弾 塚田の一発に見るホークス選手層の厚さ
工藤監督「誰かが怪我をすれば、残りのメンバーが補う」
「もらったチャンスは生かそうと思って積極的にいきました。チャンスがそんなにもらえるわけじゃない。アピール出来てよかったです」
試合後、こう振り返った塚田。優勝が決まった16日の西武戦(メットライフD)で今季3度目の1軍昇格。西武3連戦では出番なし。昇格後初打席で、しかもその初球をホームランにしたのだから、驚きだ。
茨城県立古河一高から白鴎大を経て、2012年にソフトバンクに入団。中距離砲として期待されながらも、なかなか芽が出なかったが、昨季はウエスタンリーグ新記録となる124安打をマーク。今季もここまで、ファームで打率.289をマークしている。外野だけでなく、一塁、三塁とこなす。1軍の分厚い選手層をなかなか破れずにいるものの、楽しみな存在だ。
「また明日試合があるので、頑張ります」と話した塚田。今季ソフトバンクで度々見られた控え組の活躍。工藤監督は「誰かが怪我をすれば、残りのメンバーが補う。それは変わらない」という。柳田が右脇腹を痛め、デスパイネも退いた一戦で、層の厚みを見せつけた。