ハム大谷の視察に今季最多MLB17球団 栗山監督「心配が一番、0.01が楽しみ」

日本ハム・栗山英樹監督【写真:石川加奈子】
日本ハム・栗山英樹監督【写真:石川加奈子】

「100球前後」がメドも「制限ある、なしは考えなくていいよ」

 日本ハムの栗山英樹監督が21日、本拠地でのソフトバンク戦に先発する大谷翔平投手の球数について「100球前後」とメドを語った。

 前回先発した12日楽天戦では6回途中1安打無失点で今季初勝利を挙げたが、メドとしていた80球に達する直前、78球で降板していた。

 この日の試合前、指揮官は報道陣に「制限ある、なしは考えなくていいよ。今日どういう風にどこまで投げるか」と話し、今季4度目となる大谷のマウンドを静かに見守る。

 本格的な復帰登板となった8月31日ソフトバンク戦の前には「心配しかない」と話していた栗山監督。その心境は今も変わらないようだ。「監督やったらわかると思うけど、心配が一番で、0.01が楽しみ」と苦笑い。心配度合いについて「ここが気にならなくなったら、ここが気になったり。5年間トータルでずっと一緒。5年間どれだけいろんなことが起こったか。出力の高いピッチャーはいろんなことが起こるから」と語った。

 熱視線を送るのは指揮官だけではない。今季最多17球団のメジャーリーグ関係者が視察に訪れる中、大谷がどんなパフォーマンスを発揮するのか、注目される。

(石川加奈子 / Kanako Ishikawa)

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