貴重なタイムリー放ったハム松本「きっかけを求めていた」
ホークス戦でタイムリー、「ああいうヒットから流れが良くなる」
日本ハムの松本剛内野手が21日、本拠地でのソフトバンク戦で貴重な適時打を放ち、6-4の勝利に貢献した。
1点リードで迎えた3回無死二、三塁の絶好機。カウント2-2と追い込まれながら、低めのカーブに食らいつき、左手1本で右前に運んだ。「いいところに飛んでくれ、(二走の)西川さんの素晴らしいスタートのおかげで打点を挙げられました」とお立ち台ではホッとした表情を浮かべた。
チームにとってはもちろん、自身にとっても大きな意味のある1本だ。ここ3試合連続無安打。交流戦でスタメンに定着してからは初めてのことだった。「無茶苦茶、気にして悩んでいました。でも、いっぱい使ってもらっているからこその悩み。落ち込むことはせずに、きっかけを求めていました」と打席にはプラス思考で立ち続けた。
この日の適時打は、ライトとセカンドの間にポトリと落ちたもの。「ああいうヒットから流れが良くなる」と17打席ぶり安打を再浮上のきっかけにするつもりだ。
プロ6年目で初めての規定打席到達も見えている。「終わってみて行くか行かないかだと思う。意識はしていますが、1戦1戦目の前に試合に出ることを考えて全力でやっていきたいと思います」。シーズン当初と変わらぬがむしゃらさで最終戦まで突っ走る。