日ハム有原、7回3失点の力投で8勝目「大谷にはいつも援護してもらってる」
「どの球種も良くなかった」も粘投、栗山監督も「何とか勝たせたい」
日本ハム有原が23日のロッテ戦で苦しみながらも、今季8勝目を挙げた。
試合後には「立ち上がりから、どの球種もよくなかった」と振り返った右腕。2回に大嶺翔の中犠飛で先制され、3回には「失投でした」と角中に136キロのカットボールを右翼へ運ばれて2ランアーチとされた。
それでも「気持ちの切り替えがうまくできた」と4、5回は3者凡退でリズムを取り戻した。味方も有原を援護。6回には松本、中田の適時打に相手エラーも絡んで3得点で同点に追いついた。7回2死一、二塁で4番ペーニャを迎えた場面では「あそこを抑えないと勝てない。1点もやれないと思い切り投げた」と遊ゴロに打ち取り、7回102球3失点で降板。その直後の8回に大谷の右中間8号ソロが飛び出し、8月30日のソフトバンク戦以来の勝ち星をつかんだ。
開幕の西武戦から4連敗。7月7日のソフトバンク戦から5連敗など今季はすでに13敗。シーズンを通して苦しむだけに、「何とか勝たせてあげたい思いが強い」と栗山監督。「野手に守ってもらい、打ってもらった。大谷にはいつも援護してもらっている」と有原はヒーローインタビューでチームメートに感謝の言葉を並べていた。
(細野能功 / Yoshinori Hosono)