MLB屈指の名将が語る大谷の“二刀流起用法”「アにフィット」「ナは創造的に」

「ナショナルリーグはクリエイティブにいくしかない」

「常にルールには例外が存在するものだ。(打者は)登板の翌日か2日後か、もしくは打たないとか。肩にある程度の休養を与えないといけないからね。彼はアメリカン・リーグのチームに完全にフィットする。彼が先発しなければ、DHでプレーできる。アメリカン・リーグのチームがそういう選手を見つけられるとするなら、興味深いね。優秀なDHに全資金を投入せずに、この先発投手と本当に打てる打者を得ればよいのだから」

 日本ハムが所属するパ・リーグと同様に、DH制度を導入しているア・リーグこそ、二刀流の真価を発揮できると名将は記事の中で語っている。一方で、投手も打席に立つナ・リーグで稀有な才能を輝かせるためには「クリエイティブ」な方法が必要になるという。

「もしも、彼がそこまで素晴らしいなら、(DHを解除して)ナショナル・リーグのルールでも登板できるだろう。(先発投手が打席に立てば)その1日は余分な選手をベンチに置くことになる。どんなことだってやれるんだ。表面的に見れば、アメリカン・リーグは簡単だ。

 ナショナルリーグはクリエイティブにいくしかない。しかし、彼が投げないのなら、そこまで肩を使ってほしくない。外野からの返球でさえもね。でも、彼がそれに慣れているとするなら、全てがガラッと変わってくるかもしれない」

 カブスは来季、ジェイク・アリエッタ、ジョン・ラッキーの両先発投手がフリーエージェントになる。先発投手の獲得は急務だ。メジャー最高のアイデアマンとしても知られるマドン監督が語った「二刀流論」。名将の元でプレーする可能性はあるのだろうか。

(Full-Count編集部)

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