飲酒&“逃走”の姜正浩、ドミニカWL参加に「許可」 パ軍GMはサポート約束

「ビザがおりたら、素晴らしい選手がもう一人チームに加わるということ」

 姜はドミニカ共和国の「アギラス・シバエーニャス」でプレーすることになるといい、チームもすでにトレーニングの様子を動画などで確認済み。今季、万全ならば三塁のレギュラーを務めると見られていたが、ハンティントンGMは来季の構想として遊撃に据えるプランもあると明かしている。「我々は、姜が以前のレベルまで回復し、バッターボックスに立ち、スピード感を取り戻すことに重きを置いてきている。打って、塁に出て、守ってもらわないと」。1、2年目は遊撃、三塁を守りながら、計229試合で打率.273、36本塁打、120打点と優秀な成績を残してきただけに、同GMは大きな期待を寄せている。

 さらにMLB公式サイトは「来シーズンのロースターを組むため、シーズンオフの早い段階で姜の動向を把握しないといけないとハンティントンはコメントした」と言及。同GMの「もしわからなかった場合、彼が来ないものとして話を進める。ビザをおりることになったら、それはつまり素晴らしい選手がもう一人チームに加わるということだ」とのコメントを紹介している。

 ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の韓国代表メンバーから除外され、米国大使館からは「ESTA(電子渡航認証)」の申請も拒否されているという姜。まさに米国に足を踏み入れることができない状態だが、ドミニカでは90日以内の滞在であれば就労ビザは必要ないという。ウインターリーグで準備を整え、来季はメジャー復帰――。パイレーツ、そして姜の思惑通りに事は進むだろうか。

(Full-Count編集部)

RECOMMEND

KEYWORD

CATEGORY