ダルビッシュ圧巻投球で10勝目 ド軍監督絶賛&POへ手応え「とてもいい状態」
ダルビッシュが7回1失点の好投、3年ぶり2桁勝利
25日(日本時間26日)の本拠地パドレス戦で7回2安打1失点の好投を見せ、10勝目(12敗)を挙げたドジャースのダルビッシュ有投手。チームを両リーグトップの100勝目に導いた投球をデーブ・ロバーツ監督が絶賛した。
今季31試合目の登板となった右腕は初回から安定した投球を見せ、5回1死まで完全投球を披露。直後、スパンゲンバーグに死球、続くレンフローに左中間へタイムリー二塁打を浴びて初安打初失点を喫したが、この日はその1失点のみで抑え、7回91球で2安打1失点9奪三振の好投を見せた。
この日は8回に前田健太投手が救援。味方守備の乱れも絡み、2安打2失点(自責1)を喫したが、チームは序盤の大量得点もあり、9-3で勝利。2015年に右肘の手術を受けたダルビッシュは14年以来、自身3年ぶり4度目の2桁勝利を達成し、防御率は3.86となった。この試合でドジャースは両リーグトップの100勝目を挙げた。
試合後、ロバーツ監督は地元メディアの取材に答え、ダルビッシュの投球を絶賛。「ユウは完全に主導権を握っていた」と振り返り、「カッターに変化球、とても良かった。テンポも素晴らしかった。強い打球を許さず、フライを打たせていた。自信に満ちた彼の姿をみることができたのが良かった。ファストボールのコマンドがよかったし、ボールにキレがあった」と称賛した。
ダルビッシュは7月末にレンジャーズからトレードで加入直後、2連勝をマークしたが、その後、失速。3連敗を喫するなど、試行錯誤が続いていたが、9月13日(同14日)のジャイアンツ戦で7回無失点で9勝目を挙げると、前回登板のフィリーズ戦では勝敗こそつかなかったが、6回途中1失点と力投していた。プレーオフに向けて順調な仕上がりを見せている右腕に指揮官は「ここ3試合はいい結果を残しているし、今、彼はとてもいい状態だと感じている」と手応えをつかんだ様子だ。
(Full-Count編集部)