191キロ豪快弾で60号王手スタントン、元本塁打王&MVPが“自分超え”を祝福
2006年に58本塁打を放ったハワードがツイッターで祝福
今季レギュラーシーズンは残り3試合となったメジャーリーグ。プレーオフ進出を逃したマーリンズにとって、残り3試合は消化試合になるかと思いきや、ファンは大記録達成を待ち望んで大いなる関心を寄せている。大記録達成とは、もちろん、主砲ジャンカルロ・スタントンのシーズン60本塁打到達なるか、だ。
スタントンは28日(日本時間29日)本拠地ブレーブス戦で、破壊力満点の2本塁打をぶち上げた。4点リードの4回に迎えた第3打席には、先発右腕タランの初球を捉えて左中間でスタンドイン。さらに同じく4点リードの8回の第5打席には、これまた左翼へ59号2ランを突き刺した。
MLB公式サイトのデータ解析システム「スタットキャスト」の公式ツイッターによれば、今季59号の初速度は時速118.7マイル(約191キロ)で、システムが導入されて以来、最速4番目の初速度を記録した“豪快弾”だったという。
メジャーで58号ホームランが飛び出したのは、2006年にライアン・ハワード(当時フィリーズ)が58本塁打を記録して以来の快挙だった。すると、現在はロッキーズ傘下3Aアルバカーキ所属のハワードは、すかさず自身のツイッターを更新し、「スタントン、58本目のホームランおめでとう」と祝福エール。2006年と2008年の2度本塁打王、2006年にはナ・リーグMVPに輝いたスラッガーは、スタントンの“自分超え”を大いに喜んだ。
果たしてスタントンは残り3試合でホームランを放ち、史上6人目のシーズン60号の快挙を達成できるのか。その豪快スイングから目が離せない。