ハム大谷が自身初「4番・投手」で躍動 最速162キロ、2安打10Kで今季初完封! 

ラスト登板で今季初リアル二刀流、打っては中前安打で口火、決勝ホーム踏む 

 4日の本拠地オリックス戦で自身初の「4番・投手」でスタメン出場した日本ハムの大谷翔平投手が9回を2安打10奪三振無失点と好投し、今季初完投初完封で自身3連勝、3勝目をマークした。12球団18人のメジャー関係者から熱視線を送られる中、序盤から快投を披露。先頭から12者連続斬りを見せると、オリックス金子との投げ合いを制し、チームを3-0の勝利に導いた。今オフ、ポスティングシステムを利用してメジャー移籍を視野に入れる23歳にとって、これが国内ラスト登板となる可能性もあり、節目のマウンドで最高の投球を披露した。

 今季初のリアル二刀流に「4番」として挑んだ大谷。メジャー12球団18人の関係者が見守る中、初回、先頭のT-岡田を二ゴロに打ち取ると、大城を141キロのフォークで空振り三振、小谷野を一ゴロに仕留めた。2回、3回、4回は2三振ずつを奪い、4イニング連続で3者凡退に打ち取る好投を見せた。 

 0-0で迎えた4回裏には1死走者なしで打席に立つと、金子から中前安打。日本ハムはここから4連打で3点を先制した。 

 大谷は5回先頭のマレーロに左前に落ちる形で初ヒットを許し、直後に四球も出したが、きっちり後続を断つと、その後もスコアボードに「0」を並べた。8回にはT-岡田からこの日10個目の三振を奪って今季自身初の2桁奪三振に到達。その裏は2死一、二塁の好機で空振り三振に倒れたが、9回124球2安打5四球無失点で切り抜けて今季初、プロ7度目の完封勝利を達成した。

 この日は投手として9回2安打5四球10奪三振で無失点。打者では4打数1安打で決勝のホームも踏んだ。3万9823人の観客が見守る中で最速162キロを計時するなど、躍動した二刀流右腕。今季は負傷に苦しんだが、ラスト登板で二刀流の集大成を披露した。

【動画】ハム大谷が破壊力抜群のストレートで三振を記録

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