東浜からも「おめでとう」 ソフトB千賀「情けない投球」も初タイトル確定
CSへ向けて「掴めそうだった部分もあった」
ただ「掴めそうだった部分もありました」とも千賀は語る。それが具体的に何かは語らなかったが、「しっかりとケアしてコンディションを整えて、自分の力をしっかりと出せる準備をしたいなと思います」と、気持ちを次なるステージへと気持ちを向けた。
自らの投球内容を反省しつつも、9回裏にチームが同点に追いつき、最高勝率が確定するとベンチ内で仲間たちから祝福を受けた。
「みんながつないで点を取ってくれたので感謝です。(上林)誠知がよく打ってくれたと思います。1年間やってきた証である規定(投球回)が取れて、自分ではないと思っていたタイトルが手元に急にきたので、うれしいという気持ちはもちろんですし、何か不思議な感じでしたね」と、その瞬間の気持ちを語った千賀。「表彰式は来年のモチベーションの1つになるし、オフの刺激にもなる行事だと思います」と、気持ちは早くもタイトルホルダーが集結するNPBアワーズへと飛んでいた。
昨年、あと1勝で取り損ねたタイトル。今年もこの日負けていれば、最高勝率のタイトルは東浜巨へと移るはずだった。「ナオさん(東浜)も『おめでとう』と言ってくれました」と、会見の最後にほんの少しだけ笑顔を見せた。
(藤浦一都 / Kazuto Fujiura)