ヤンキース「30秒ルール」に泣き崖っぷち チャレンジ間に合わず満塁被弾
死球判定に30秒以内にチャレンジできず、間に合っていれば三振でチェンジの可能性も…
ジラルディ監督はこの場面について「我々はスーパースローで確認するまでに、1分かかってしまった。遅すぎた。彼ら(審判団)は我々には30秒しかないと言ったんだ」と説明。ベンチ裏の“ビデオ班”がスロー映像で確認したものの、現在のルールではチャンレンジは30秒以内に審判に要求しなければならないため、間に合わなかったという。指揮官は「30秒後に彼ら(審判団)に言ったが、チャレンジできなかった」とも説明。諦めざるをえなかった。
仮にチャレンジして、グリップエンドに当たっていたと判定されれば、サンチェスは捕球していたため、チゼンホールは三振となっていた。チェンジとなり、リンドーアの満塁弾はなくなっていただけに、ヤンキースにとっては痛恨のプレーだった。
8回にはロバートソンがブルースに同点ソロを許すと、延長13回にベタンセスがゴームスにサヨナラ打を浴びて敗戦。投手交代も常に後手に回り、ジラルディ監督の采配が裏目に出たことは否めず、悔いの残る敗戦となった。
崖っぷちに立たされた名門球団。ヤンキースタジアムに舞台を移す8日(同9日)の第3戦は田中将大投手が先発する。快投で悪い流れを断ち切り、奇跡の逆転突破へと望みをつなぎたいところだ。
(Full-Count編集部)