PO早期降板の先発投手が手作りプラカードで応援、ファン「プライスレス」
4回に代打送られ降板も、ベンチから必死の応援
ドジャースは7日(日本時間8日)、地区シリーズ第2戦でダイヤモンドを下し、2連勝でリーグ優勝決定シリーズ進出に王手を掛けた。この試合で先発した左腕ヒルは、4回まで3安打2失点だったが、代打を送られて早々に降板。マウンド上で快投は披露できなかったが、降板後にダグアウトで見せた懸命の応援が話題になっている。
ドジャースの2点リードで迎えた7回裏。1死満塁の絶好機でテイラーが打席へ向かった時、ドジャースのダグアウトから客席に向かって手作りプラカードが掲げられた。「盛り上がろう(Make some noise)」とマジックで手書きされた段ボールで懸命にアピールするのは、先発を務めたヒルその人。早期降板で十分チームに貢献できなかったことが悔しかったのか、少しでもチームの助けになることをしようという必死な様子が伝わってくる。
ヒルの応援の甲斐があったのか、テイラーは見事タイムリーエラーを誘って出塁。ドジャースは貴重な1点を追加した。
MLB公式サイトの動画コーナー「Cut4」では、ヒルの姿を動画付きでリポート。公式ツイッターには「最高すぎる」「プライスレス」「リッチ大好き」など左腕の懸命な姿を喜ぶ声と同時に、「これ本物?」と、まさかの光景過ぎて、映像なのではないかと疑う声まで寄せられた。
ヒルの投球と応援のおかげでドジャースは無事勝利。勝負の世界では縁起を担ぐことも多いだけに、もしかしたら、プレーオフ期間中を通じて、客席を盛り上げるヒルの姿が拝めるかもしれない。