前田健太の快投をメジャー最強守護神が絶賛「世界一には彼の力が必要なんだ」

ドジャース・前田健太【写真:Getty Images】
ドジャース・前田健太【写真:Getty Images】

今季41セーブの抑えジャンセン「彼は凄まじいね」

 7日(日本時間8日)に本拠地で行われたダイヤモンドバックスとの地区シリーズ第2戦で、自身初のプレーオフ勝利を飾ったドジャース前田健太投手。ブルペン待機していた右腕は、5回1死から3番手として登板し、1イニングを9球で無失点とした。慣れない役割ながら、完璧救援で勝利まで手にした前田について、今季リーグ最多41セーブを記録した守護神ジャンセンは「ワールドシリーズ優勝には彼が必要」と絶賛した。

 前田はポロック、ゴールドシュミット、マルティネスと、Dバックスが誇る右の強打者3人をあっさりと料理。これには、8回1死から打者5人を無失点に斬り、セーブを記録したメジャー最強守護神も目を細めていた。

「彼は凄まじいね。先発だろうが、リリーフだろうが、チームの一員として貢献してくれるんだ。中継ぎで登板して、打席にも立って、右打者相手にとんでもない仕事をしてくれたよ。

 相手の体勢を、物の見事に崩していた。高めと低めで相手を揺さぶる。大きなカーブ、小さなカーブ、カッター、スライダーも持っている。ワールドシリーズチャンピオンになるには、彼の力が必要なんだ」

 ここ数年、ドジャースの課題はジャンセンにつなぐまでの中継ぎの強化だった。今季はトレードで、シングラーニとワトソンを獲得。さらに、先発投手の層が厚いため、前田とウッドが中継ぎ待機に回った。例年では考えられないような豪華ブルペンに、守護神もご機嫌の様子だ。

「ケンタはドジャースのブルペンにとって大きな存在になる。本来スターターだから長いイニングだって投げてもらえる。計り知れないほどの助けになるよ」

 先発が崩れても前田がいる。マエケンからジャンセンという“新・勝利の方程式”は、ドジャースに19年ぶりとなる悲願のワールドシリーズ優勝をもたらすカギとなりそうだ。

(Full-Count編集部)

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