“エース”田中将大の快投にチームメイトも脱帽「今季ベストの内容だった」
捕手サンチェス「相手打者は打つのが難しかったと思う」
負けたら敗退という崖っぷちで迎えた8日(日本時間9日)のア・リーグ地区シリーズ第3戦で、リーグ最高勝率のインディアンスに1-0で勝利したヤンキース。先発マウンドに上がった田中将大が、7回3安打無失点の快投劇を披露。相手先発カラスコとの投手戦に投げ勝った。後がない大事な一戦で日本人右腕が見せた圧巻のパフォーマンスには、チームメイトも脱帽するしかなかったようだ。
この日、女房役として田中をリードした捕手サンチェスは「僕が知る中では今季ベストの内容だったかもしれない」と称えた。最速96マイル(約154キロ)に達した速球を軸に、キレのあるスプリットとスライダーで相手打者を攻め立てた。低めの球の捕球技術向上に努めるサンチェスは、低めスプリットを後逸しまいと、体を使って必死で前に落としながらサポート。「全部は防ぎきれないけど、今日はいい結果が残せた」と、体を張ったサポートで盛り立てた。
8回1死からマウンドに上がり、最速104マイル(約167キロ)を計時した守護神チャプマンは「タナカは素晴らしい仕事をしてくれた」と称賛。自らも奪った5死のうち4死は三振という持ち味を存分に出した投球でセーブを記録した。
接戦を制して、地区シリーズ突破の望みをつないだヤンキース。ここから一気に3連勝と畳みかけたい。
(Full-Count編集部)