“救世主”田中将大にNY紙絶賛の嵐「最高の結果」「監督のキャリア繋ぎとめた」

大型契約に値する投球、田中は「監督のキャリアも繋ぎとめた」

 また地元紙「ニューヨーク・デイリー・ニューズ」電子版も「マサヒロ・タナカが7回無失点、グレッグ・バードのモンスターHRでヤンキースはインディアンスを破り、第4戦へ」とレポート。同紙はその後、「マサヒロ・タナカの素晴らしい好投は、彼のオプトアウト問題をより不確かなものにする」と続報を伝え、今オフに契約破棄の権利を持つ右腕の価値がさらに高まったことを伝えた。 

 記事では「選手紹介で監督がブーイングを浴びる中、タナカはインディアンスのスウィープを阻止する好投で、残りシーズンに望みをつなぎ、ジラルディのヤンキース監督としてのキャリアまでも繋ぎとめることになった」と、田中の好投はこの試合の前まで采配を批判されていた指揮官を救ったことに言及。「好不調の激しいシーズンでその大型契約に見合わないという捉えれ方もされていたタナカだが、今夜の彼は最高に勝負強い投手という日本での評判そのものであった」と、7年総額1億5500万ドル(約175億円)の契約に値する投球だったとした。 

 ヤンキースの球団公式サイトも「吠えるタナカ、インディアンスを7回無失点に封じ込める」と称賛。試合後、田中は「こういうゲームに投げて勝つためにここに来たと思っているので。前回(2015年)、僕はプレーオフで、ワイルドカードゲームで投げた時は負けてしまいましたけど、今回こういう状況の中でこういうゲームに勝てたということが、こっちに来てから1番大きな勝利なんじゃないかなと思っています」と手応えを口にし、ジラルディ監督も「速球にキレがあった。スプリットは、ご覧の通り、非常に良かった」と手放しで褒め称えた。 

 これで1勝2敗としたヤンキースは、9日(同10日)の第4戦はセベリーノが先発。この日の勝利で波に乗れるか。

(Full-Count編集部)

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