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「お前じゃ無理だ」から這い上がった鷹育成出身右腕 飛躍の「原動力」とは

ソフトバンクは8日の楽天戦でレギュラーシーズンの全日程を終えた。プロ初登板からプロ初勝利、そして積み上げた8つの白星。大きな飛躍を遂げた石川柊太が、支配下登録選手として初めてのフルシーズンで得たものとは――。

成長の転機となった初先発初勝利、「あれで新しいスイッチが入った」

 春季キャンプの序盤、A組に抜擢されたことに対して「田中(正義)の話し相手として呼ばれたんじゃないですかね」と、創価大学の後輩ルーキーをネタに自虐的ジョークを語っていた石川も、今では言葉の端々に成長の度合いがうかがえる。そんな成長の転機となったのは5月31日の初先発初勝利の一戦だという。

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「初先発で思い切りいって無四球で試合が作れたことで、新しい自分が出てきたと思えましたね。あれで新しいスイッチが入ったと感じたところはあります」

 育成選手として2年半。背番号138を背負って懸命に投げてきた。「結果的には育成でよかったと思います」と石川は語る。

「期待されるより、期待されている他の人を見ながら『何クソ』と思う方が自分らしい。高校でも甲子園に行ったわけじゃないし、進学時に『お前じゃ無理だ』と言われた大学もありました。創価大学に行っても3年まで公式戦で投げたことがなかった。そういう道を辿って、育成と支配下の対応の違いも目の当たりにしてきました。でも、そういうことが自分の原動力になっていると思います。がむしゃらにやってきたのがよかったと思いますが、そのがむしゃらさをこれからも忘れちゃいけないと思っています」

 甲斐拓也とともに、千賀に続く育成の星として大きな飛躍を遂げた石川。これから待ち受けるポストシーズンでも、飛躍のシーズンの集大成としての活躍を期待したい。

(藤浦一都 / Kazuto Fujiura)

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