696発Aロッドが田中将大の“宝刀”スプリットを絶賛「えげつない」

ヤンキース・田中将大【写真:Getty Images】
ヤンキース・田中将大【写真:Getty Images】

地区S第3戦で7回無失点の快投「13度の空振りのうち10回はスプリット」

 負けたら敗退という崖っぷちで臨んだインディアンスとの地区シリーズ第3戦で、チームを救う快投を見せたヤンキース田中将大投手。今季リーグ最高勝率の強敵を相手に7回3安打無失点7奪三振1四球という最高のピッチングで流れを引き寄せ、第4戦での劇的な2連勝につなげた。

 ピンストライプの名門を逆王手に導いた日本人右腕の宝刀スプリットを、昨季までチームメートだったOBも称賛している。

「タナカには、えげつないスプリットがある。インディアンス打線の13度の空振りのうち10回はスプリットによるものだ」

 自身のツイッターでこうツイートしたのはアレックス・ロドリゲス元内野手だった。現役時代に禁止薬物使用問題で物議を醸す一方で、通算696本塁打、打率.295などの輝かしい成績に加え、3度MVPに輝いたかつてのスーパースターは昨季途中に現役引退。現在は米テレビ局「FOXスポーツ」のコメンテーターとしてプレーオフを分析している。

 2009年のヤンキース最後のワールドシリーズ優勝メンバーであるAロッドの目にも、インディアンス打線をキリキリ舞いにした田中のスプリットは脅威に映った様子だ。

 田中の快投で第3戦を1-0と競り勝ったヤンキースは第4戦も7-3と勝利。2勝2敗となった地区シリーズはどちらのチームがリーグ優勝決定シリーズへとコマを進めるのか。11日(日本時間12日)の第5戦が注目される。

(Full-Count編集部)

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