ナショナルズ起死回生の“逆王手”体調不良ストラスバーグ点滴打って7回0封
8回にテイラー満塁弾、崖っぷちでカブスを捉える
ナショナルズは11日(日本時間12日)、敵地で行われたカブスとのナ・リーグ地区シリーズ第4戦に5-0で勝利し、対戦成績を2勝2敗に戻した。勝敗は、ナショナルズの本拠地ワシントンDCに戻って行われる12日(同13日)第5戦に持ち込まれた。
エースが魂の力投を見せた。悪天候のために開催が1日延期された第4戦。1勝2敗で負けたら敗退という崖っぷちに立たされたナショナルズは、エース右腕ストラスバーグが先発マウンドに上がった。前日までインフルエンザの症状を見せていた右腕だが、抗生物質と点滴による治療を受けて回復。この日、ベイカー監督に直訴して先発マウンドに上がった。
2回こそ走者を三塁まで進めたが、後続を打ち取って無失点とすると、7回を投げて3安打12奪三振2四球で無失点の熱投を披露。カブス打線を封じ込めた。
打線は、カブス先発アリエッタが5四球と荒れる中、なかなか安打はでなかったが、3回にターナーの左二塁打、ハーパーの四球などで2死二、三塁の好機を生むと、ジマーマンの打球をカブス遊撃ラッセルが捕球ミスする間に1点を挙げた。
試合は終盤まで1点を争う接戦となったが、8回2死から安打と2四球で満塁の絶好機を迎えると、テイラーが変わり端のカブス守護神デービスから右翼へ満塁弾。一気に試合を決めた。
これで対戦成績は2勝2敗の五分。第5戦の勝者が、14日(同15日)から始まるドジャースとのリーグ優勝決定シリーズ進出権を手に入れる。
(Full-Count編集部)