田中将大、リーグ優勝決定Sは第1戦に先発 指揮官「大きな信頼を寄せてる」

ヤンキース・田中将大【写真:Getty Images】
ヤンキース・田中将大【写真:Getty Images】

地区シリーズ第3戦で流れ変える快投、「我々は明日もそれが必要になる」

 ヤンキースの田中将大投手が13日(日本時間14日)のリーグ優勝決定シリーズ第1戦に先発することが決まった。敵地ヒューストンで行われるアストロズ戦で先陣を切る右腕について、ジョー・ジラルディ監督は前日会見で「大きな信頼を寄せている」と話した。

 ヤンキースはリーグ最高勝率のインディアンスとの地区シリーズで、2連敗後に3連勝。奇跡の大逆転突破を決めた。敵地で痛恨の2連敗を喫し、重く沈んでいた空気を変えたのが、本拠地での第3戦に先発した田中。7回3安打無失点7奪三振1四球と圧巻の投球でチームを1-0での勝利に導き、リーグ優勝決定シリーズ進出の立役者の一人となった。

 ジラルディ監督が逆転突破の最大の要因の1つとして「タナカが素晴らしい投球をした」と称え、ブライアン・キャッシュマンGMも「見事、とにかく圧巻だった。屈指の大舞台で、チームが必要としている場面で好投してくれた」と絶賛した大仕事だった。

 指揮官はこの日、あらためて「先日の彼の球は偉大だった。彼は本当に素晴らしい登板を何度かしてきた。過去2回の先発は並外れていたよ。彼は素晴らしい投球を何度もしている」と絶賛。そして、「我々は、明日もそれが必要になるだろう」と期待した。

 初戦に登板後は、中4日で本拠地での第5戦に再び先発する可能性が高い。ジラルディ監督は「大きな信頼を寄せているよ。最近の彼の投球を考えると、彼がシリーズで2度先発する可能性もあると思う。彼を本拠地で先発させるには、第1戦と第5戦で投げさせる方法がある」と説明。そして、再び「我々は彼が最後の登板で成し遂げたことを愛している」と地区シリーズでの田中の登板を褒め称えた。

 ヤンキースとしては、田中が先発する2試合を確実に取り、松井秀喜氏らを擁して世界一に輝いた2009年以来のワールドシリーズ進出を果たしたいところ。エースとして、リーグチャンピオンを決める戦いではまさにフル回転が求められる。

(Full-Count編集部)

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