ソフトB和田、元同僚のロッテ井口新監督は「凄い監督になるんじゃないか」
来季はロッテ新監督との対戦も、「代打オレ、とかあるんですかね?(笑い)」
ソフトバンクの和田毅投手が、今季限りで現役を引退し、ロッテの新監督就任が決まった井口資仁氏へ祝福の思いを語った。
ロッテが井口氏との監督就任に関して基本合意に達したと発表した12日。早大からダイエー入りした2003年から、井口がメジャー挑戦するまでの2年間をチームメートとしてプレーした和田は、井口新監督について問われ「どんな感じになるんですかね。一緒にやらせていただいていた先輩が監督になるというのは…。小久保さんもそうですけど、代表の監督だったので」と、まずは困惑の表情を浮かべた。
8月27日、井口にとっての福岡でのラストゲームとなったソフトバンク-ロッテ戦では、左肘手術から復帰した和田が先発だった。井口がかつての本拠地で最後の安打を和田から放てば、和田は通算1500奪三振の節目の三振を井口から奪った。かつてのチームメートである井口新監督の姿を思い浮かべ、和田はこう語った。
「あれだけの方なので、チームの和とか、そういうところを色々と気にすると思います。引退試合を見ても、すごく慕われているな、と、井口さんの人柄を感じました。凄い監督になるんじゃないのかなと思います」
「選手を終えて、すぐに監督をされるというのは、実績は十分なので、それだけの信頼感だったり、ロッテのシンボル的な存在になられているんだなと感じます。自分の全てを知っておられる方なので、やりづらさはもちろんありますけど、ロッテは今季はいい結果ではなかったので、井口さんがどう建て直されるのか、どのようなチームを作り上げていくんだろうなという興味はありますね」
来季はソフトバンクの投手と、ロッテの新監督として対戦することになる和田と井口氏。最後に和田はポツリと呟き、笑った。
「代打オレ、とかあるんですかね?(笑い)。嫌ですね、井口さんが出てこられたら」
(福谷佑介 / Yusuke Fukutani)