西武vs楽天が激突 鍵握るCS初出場の選手たち
日本一メンバーの楽天福山もCSは登板なし
【楽天】
○松井裕樹投手
今季成績:52試合3勝3敗5ホールド33セーブ 52回2/3 62奪三振 防御率1.20
日本を代表する守護神の1人となった松井裕だが、楽天に入団したのはチームが球団創設後初の日本一になった翌年。今季が自身初のAクラスだ。圧倒的な投球を見せて3年連続30セーブを達成したシーズン通り、重要な局面でその剛腕を振るうこととなる。
○福山博之投手
今季成績:65試合6勝0敗23ホールド7セーブ 59回 31奪三振 防御率1.06
2013年の日本一メンバーである福山だが、意外にもクライマックスシリーズでの登板は今回が初めてとなる見込みだ。中継ぎの軸として、時には守護神として、苦しむチームを支えた「サブちゃん」。2013年はベンチに入りながら、大舞台に立てなかったことが心残りだったと語っていた。酸いも甘いも味わった経験豊富な右腕は、更なる覚悟をもって、4年前の自身の忘れ物を取りに行く。
○ゼラス・ウィーラー内野手
今季成績:142試合542打数147安打31本塁打82打点 打率.271
来日3年目を迎え、ファンから愛される存在となったウィーラーにとっても、ポストシーズンは初めての経験だ。球団外国人史上初の30本塁打を記録したその長打力を披露し、主砲としてチームを上昇気流に乗せるような働きが期待される。
○茂木栄五郎内野手
今季成績:103試合398打数118安打17本塁打47打点 打率.296
早稲田大学時代に日本一を経験している茂木も、ポストシーズンはこれが初めて。自身初の大舞台となるはずだった「マイナビオールスターゲーム2017」は怪我の影響で辞退を余儀なくされただけに、今回のクライマックスシリーズでは存在感を見せ付けたい。
○島内宏明外野手
今季成績:143試合494打数129安打14本塁打47打点 打率.265
日本一となった2013年、プロ2年目にして外野のレギュラーに定着し、上位へのつなぎ役として活躍していた島内。しかし、ポストシーズンの出場は怪我によって1試合のみに終わってしまった。再びレギュラーとして迎える今回のクライマックスシリーズ。悔しさを晴らし、今度こそ万全の状態で優勝の輪に加わるための準備は万端だ。
以上のように、主力の中にも、クライマックスシリーズは初という選手が多く存在している。チームのAクラス入りに大きく貢献した選手たちが、独特の雰囲気の中でその実力を発揮しきれるかにも注目したいところだ。