ロッテ井口監督が挑むキャンプ改革、始動9時で実戦重視で選手の自覚を促す 

就任会見に臨んだロッテの井口資仁新監督【写真:細野能功】
就任会見に臨んだロッテの井口資仁新監督【写真:細野能功】

春キャンプ序盤は1、2軍を振り分けずに合同練習 

 ロッテ井口資仁新監督が、就任早々にキャンプ改革を打ち出した。14日ホテルニューオータニ幕張で行われた就任会見の席上、来年2月1日から始まる石垣島キャンプは1、2軍の振り分けをせず、初日から合同練習を行う方針を打ち出した。 

 キャンプ序盤は、1、2軍の差をつけずに選手の競争心を煽る。キャンプ期間中に、期限を決めて振り分けるが、その時期については明言せず。「初日から実戦ができる身体で来てほしい。投手陣にも初日からバッティングピッチャーをやってもらう。ピッチャー陣には(すでに)伝えてあります」と、キャンプイン早々に紅白戦をスタートさせ、実戦の内容で1、2軍を振り分ける予定だ。 

「(11月1日からの鴨川)秋季キャンプも、振り込み、走り込み、そして実戦をやってもらう」と実戦重視の姿勢でいく。11月には台湾遠征も控え、同10日からチャイニーズ・タイペイ代表と3試合の交流試合を戦う予定。就任会見を終えた足で宮崎に向かい、佐々木、平沢らが参加しているみやざきフェニックス・リーグを視察。練習態度はもちろんのこと、実戦での取り組みや結果を見極める。 

 日本人メジャー経験者として初の1軍監督就任。メジャーと日本、それぞれのいい面を合わせながら、戦力強化に臨む方針を打ち出しており、春季キャンプも従来の10時スタートから1時間繰り上げて9時スタートに変更。全体練習の時間は減らし、早朝のアーリーワークを含めて、個人練習の時間を多くして、選手の自覚を促すという。全体練習開始後は即実戦。「基本的にはグランドにいる間に全てを出し切ってほしい」と選手たちに呼び掛けた。 

(細野能功 / Yoshinori Hosono)

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