3戦連続完璧投球でPS2勝目、前田健太に指揮官脱帽「凄まじい自信手にしてる」

1イニングを無安打無失点、勝利呼びこんだマエケン

　14日（日本時間15日）に行われたカブスとのリーグ優勝決定シリーズ第1戦で、1回を無安打無失点と完璧救援を見せ、ポストシーズン（PS）2勝目を飾ったドジャース前田健太投手。わずか5球で3者凡退に打ち取り、ポストシーズン（PS）2勝目を勝ち取った日本人右腕をデーブ・ロバーツ監督が「ケンタは偉大な仕事をし続けている」と脱帽している。

　2-2で迎えた6回1死にマウンドに上がった前田はコントレラス、アルモラをわずか4球で仕留める好投。この投球が攻撃にもいいリズムを呼び込み、その裏先頭のテイラーが勝ち越しソロ弾をマークした。日本人右腕は7回のマウンドにも上がると、今度はラッセルを1球で仕留めて降板。この日も計1イニングを完璧に抑え込んだ。7回にも2点を加えたドジャースは救援陣がその後も無失点で抑えて5-2と逆転勝利。前田にポストシーズン2勝目がついた。

　自身ポストシーズンの3試合で3回を投げ、いずれも3者凡退に打ち取っている前田。現在9者連続斬りで、パーフェクトピッチングを続けている。試合後の記者会見でロバーツ監督も脱帽するしかなかった。

「マエダのブルペン転向はかなりの賢明な決断に思えるが？」との質問に、指揮官は「ケンタは偉大な仕事を続けている。（ブルペンでの仕事ぶりを）我々は夏に少し目にしたが、球質は本当に向上していた。ケンタはここまでの仕事ぶりは信頼に値する。ポストシーズンにおいてはすべてのアウトが重要だということを理解してくれている」と脱帽した。