ホークス紅白戦“バラエティ的お約束”紅組が奇跡の逆転優勝
紅組の川島、白組の松田が互いを挑発、紅組4番デスパ「勝つのは大事」
ソフトバンクは15日にヤフオクドームで紅白戦の最終戦を行った。白組の3連勝で迎えた第4戦は紅組打線が11安打の猛攻で快勝。「勝ったチームに4ポイント」というバラエティ番組並みのお約束で、見事に紅白戦の“優勝”を飾った。
松田の提案で第2戦目からビジョンに掲示された“星取り表”。白組は3つの星を並べていたが、この日の試合前には「最終試合、勝ったチームにはなんと4ポイント!」の文字が浮かんでいた。
バラエティ番組にありがちな「今までは何だったの?」的な“お約束”に、紅組の選手たちが燃えた。紅組の川島慶三がビジョンを指差しながら、白組の松田宣浩に向かって「おいノブ、(負けても)ブーブー言うなよ」と叫べば、松田も「おっしゃ、星7つ並べたるわ!」と応戦。
結果は紅組が8対0の圧勝。試合後のビジョンには紅組に大きめの星が4つ並んだ。4試合とも紅組の4番を務めたデスパイネは、自らも打点を挙げての勝利に「勝つのは大事」とニッコリ。
デスパイネの一発のほかにも、長谷川勇也はタイムリー二塁打とソロ本塁打、本多雄一、高田知季、甲斐拓也が2安打ずつを放つなど、3試合目に無安打無得点に終わった紅組が意地を見せた。紅白戦はこれで終了し、16日、17日は通常の全体練習を行って18日のCSファイナル初日を迎える。
(藤浦一都 / Kazuto Fujiura)