2連勝のド軍監督、第3戦先発ダルビッシュの投球に手応え「本当に素晴らしい」
カブスに2連勝、ダルビッシュが第3戦先発へ
15日(日本時間16日)のリーグ優勝決定シリーズでカブスを9回サヨナラで破ったドジャース。9回に劇的サヨナラ3ランを放ったターナーが全4打点を挙げる活躍を見せ、同シリーズ2連勝、ポストシーズン(PS)では怒濤の5連勝となった。17日(同18日)に敵地で行われる第3戦はダルビッシュ有が登板する見通し。今季途中にレンジャーズからトレードで補強した右腕について、デーブ・ロバーツ監督もその状態に手応えを口にしている。
第2戦を前にした記者会見で指揮官に「彼が以前のレベルまで復活したという感覚はあるか? 彼が復調した鍵は?」との質問が飛んだ。これに対してロバーツ監督は「私はテキサスでの彼をそこまで見ていたわけではない。他のリーグのエリートピッチャーだとは知っている。彼が2年前に手術を受けたことも知っている」と前置きした上で「ユウとは話しているが、彼は(2015年の右肘)手術前の状態まで戻ったと感じていると思う。過去4戦の先発試合では本当に素晴らしい投球を見せてくれた。彼は(チームからの)情報、メカニックス、投手コーチのリック(ハニカット)と仕事することに居心地の良さを感じていると思う。キャッチャー2人もすでにボールを受けているし、彼が慣れていることも分かっている」と話し、右腕の状態を高く評価した。
ダルビッシュはドジャースに移籍後、2連勝をマークしたが、その後は不安定な投球が続き、2試合で5失点を喫するなど3連敗と苦しんだ。それで9月13日(同14日)のジャイアンツ戦で7回無失点と復調すると、自身2連勝でポストシーズンに突入。ダイヤモンドバックスとの地区シリーズ第3戦でも6回途中1失点で勝利投手となり、チームをリーグ優勝決定シリーズへと導いていた。
ロバーツ監督はその投球やチームへの順応を評価。「自分は今言えることは、彼が今までいたどこよりも最高な場所にいるということなんだ」と付け加えた。
そしてこの日、ドジャースは2連勝に成功。3戦目のマウンドをダルビッシュに託すことになった。ワールドシリーズ優勝請負人として加入した右腕はその期待に応えることができるか。ロバーツ監督も大きな信頼を寄せている。
(Full-Count編集部)