前田健太は完璧救援も…ドジャースはPS初黒星で3勝1敗、WS進出お預け
前田は3者凡退の快投でPSは12打者連続アウト、カブスは2年連続WS進出に望みつなぐ
ドジャースは18日(日本時間19日)、敵地で行われたカブスとのリーグ優勝決定シリーズ第4戦に2-3で敗れた。前田健太投手が2点ビハインドの7回に4番手で登板し、1回無安打無失点1奪三振と快投。全10球中9球がストライクで、3者凡退に抑える快投を見せて直後のターナーのソロ弾を呼び込んだが、わずかに及ばなかった。昨季世界一のカブスはアリエッタが7回途中1失点と好投。3連敗の後の初勝利で、2年連続ワールドシリーズ進出に望みをつないだ。
ドジャースはダルビッシュが好投した17日(同18日)の第3戦に勝利し、3連勝で29年ぶりワールドシリーズ進出に王手をかけて第4戦に臨んだ。しかし、先発の左腕ウッドは2回にコントレラス、バエスにソロ本塁打を浴び、2点を先制される。打線は3回、相手先発アリエッタからベリンジャーがソロ弾を放ち、1点差に迫るも、ウッドは5回にバエスに2打席連続となるソロ本塁打を被弾。再び2点差とされた。
2点ビハインドで迎えた7回、ドジャースはブルペンの“切り札”前田をマウンドに送る。先頭コントレラスは3球三振。ラッセルも2球で追い込むと、3球目のスライダーを打たせて遊ゴロ。さらに、ウッドから2本塁打を放ったバエスも2球で追い込み、1球ボールの後、外角低めへのスライダーで中飛に打ち取った。
プレーオフに入ってからブルペンに回っている前田は、ここまで計3試合に登板して打者9人を完璧に抑える快投を披露。これでプレーオフは4試合連続無失点となった。
直後の8回、カブスは守護神デービスを投入。しかし、ドジャースはターナーのソロ弾で1点を返す。その後、グランダーソンの打席でのファウルの判定にマドン監督が激昂し、猛抗議でこのシリーズ2度目の退場処分を受ける場面も。それでも、ドジャースはデービスからチャンスを作りながら同点には追いつけず。最終回も無得点に終わり、ポストシーズン7試合目で初黒星を喫した。
(Full-Count編集部)