ドジャース初戦先発はカーショー WSでの“日本人先発対決”実現の可能性を探る
まずはヤンキースがワールドシリーズ進出を果たせるかが注目
もし、ヤンキースが田中も投入するという“奥の手”で辛くも勝ち抜けを決めた場合、中2日で迎える第1戦での先発は厳しくなってくる。短いイニングならば、中3日での第2戦で先発という選択肢もあるが、現実的には中5日で第3戦のヤンキースタジアムに備える可能性が高いのではないか。相性のいい本拠地で投げることもできる。そうなった場合、ダルビッシュとの日本人対決が現実味を帯びてくる。
メジャーリーグのポストシーズンはとにかく先の読めない戦いが続くだけに、計算はできない。何より、まずはヤンキースがワールドシリーズに進出しなくては、日本人対決も実現しない。今季101勝(61敗)を挙げたアストロズの強さは本物。本拠地ではムードがガラリと変わる。低調だった打線に1度火がつけば、ヤンキースにとっては極めて難しい戦いになる。
ワールドシリーズでは、リリーバーとして快投を続ける前田健太投手の働きからも目が離せない。ヤンキースが進出すれば、展開次第では、同い年の田中と前田が同じタイミングでマウンドに上がり、投げ合うという可能性もあるだろう。いずれにせよ、熱い戦いが続くメジャーのポストシーズンから今年も目が離せないことは確かだ。