サバシア、大一番の先発へ静かに闘志「ヤンキースをWSに導くチャンス」
近年はアルコール依存症も「明日登板できることは素晴らしい」
今季レギュラーシーズン101勝(61敗)を挙げたアストロズ打線には、スプリンガー、アルトゥーベ、コレアら生きのいい打者が揃う。「素晴らしいチームだしタフなラインナップだ」。サバシアはこう敬意を表しつつ「決戦に明日はなるだろう。ストライクゾーンを攻めて、アグレッシブに、そして願わくば早めに打ち取ってゲーム終盤まで投げたいと思う」とプランを明かした。
アストロズも、後がない第6戦でベテランのバーランダーが快投し、勝利を引き寄せた。「彼の今日の好投には賛辞をおくらなければいけない」。長年、同じア・リーグでしのぎを削ってきた右腕の投球は、アストロズ打線だけでなく、サバシアの心にも火をつけた様子。「彼はとてもいい内容だった。自分たちにとっては不運の限りだ。ただ、明日勝つかどうかは自分たち次第だ」と誓った。
「(近年は)タフな道のりだったし、プレーオフにも長いこと出ていない。それに自分自身の問題もあった。明日登板できることは素晴らしいし、このチームをWSに導くために投げられるチャンスを得られたことを嬉しく思っている」
アストロズの先発は今季14勝7敗、防御率3.62の好成績を残したモートン。だが、実績、経験、そして投手としての“格”はサバシアが遥かに上回る。かつての勝負強さを取り戻した左腕が、名門球団を8年ぶりのワールドシリーズへと導く。
(Full-Count編集部)