ソフトB内川が4戦連発で日本Sに王手 工藤監督も感嘆「神がかっている」
CS史上初の4戦連発、内川は「期待した以上のバッティングを見せてくれている」
打つ方では、CS史上初の4試合連続で本塁打を放った内川について、ただただ感嘆するようにこう語った。
「すごい。何て表現したらいいんでしょうか。神がかっているというか、打席の中での集中力がすごいなという風に見ています。いろんな思いがあると思いますけど、その思いをクライマックス(シリーズ)ですべてぶつけてくれています。期待した以上のバッティングを見せてくれていると思います」
また、打撃陣全体も中5日の岸孝之に対して粘りを見せ、5回で92球を投げさせたことが2番手・宋家豪の攻略につながった。それについても指揮官は集中力という言葉を使って振り返った。
「岸くんもストレートとカーブがいい投手。緩急をうまく使われると、なかなか粘ることもままならない中で、みんなの『集中して何とか』という思いが球数につながったと思います。昨日から格段にみんな集中力が上がってきたので、いい感じで打席に立っているんじゃないかなと思います」
あと1つ勝てば日本シリーズ行きの切符を手にすることになる。「とにかく明日、全力でみんなでぶつかっていくことだけを考えてやってきたい」と、指揮官は改めて気を引き締めた。
(藤浦一都 / Kazuto Fujiura)